KATO(カトー・関水金属)は、鉄道模型に興味がある方なら一度は目にしたことがあるのではないかと言えるほど有名な鉄道模型メーカー。
日本の鉄道模型を代表する存在の一つと言っても過言ではありません。
「北斗星」のような日本の人気車両から、世界の憧れの存在「オリエント急行」のような海外車両までも手掛けており、幅広い世代に支持されています。
実物の車両を縮尺でリアルに再現したKATOの模型は、その仕上がりのすばらしさに加えて耐久性もあり、多くのファンに支持されています。車両以外にも、レールやレイアウト用品の展開も豊富で、愛用している方も多いことでしょう。
さて、本日は、そんなKATOの鉄道模型のお話です。
もちろんリユース業界でもその魅力は変わらず、「KATO(カトー)は高額」で買取されています。
(約20分で読めます)
- KATO(カトー)の鉄道模型について知りたい人
- KATO(カトー)の鉄道模型の種類について知りたい人
- KATO(カトー)の中古買取市場について知りたい人
1. KATO(カトー)といえば、まずはNゲージ!
「Nゲージのパイオニア」と言われる通り、KATO(カトー)のNゲージのラインナップは実に幅広く、中には、技ありアイテムも多数存在します。
それでは、まずは、幅広い年齢層に人気の「蒸気機関車」から見ていきましょう。
鉄道模型のレール幅が9mmで、車両の縮尺が1/150~1/160の規格の総称です。日本で最も普及している鉄道模型で、子どもから大人まで幅広い世代に親しまれています。
記載のないKATO(カトー)もお気軽にお問合せください!
1-1.KATO Nゲージ 蒸気機関車の買取価格
幅広くNゲージを手掛けるKATOのラインナップの中でも特に人気が高いのが蒸気機関車。
大正3年(1914)に登場した8620形、C11ほか様々な編成で楽しむことがで人気を集めています。

動輪3軸に先輪1軸・従輪2軸(1C2)という軸配置を持つC11は、1932~1947年に381両が製造された蒸気機関車です。
国鉄時代では、小形で客貨両用に使用できるC11が非常に重宝され、全国で活躍した歴史があります。
現在においてはJR北海道、JR東日本、大井川鉄道などで現役で運転がされており、小振りな車体が小形レイアウトや小スペースでの運転に適している事、そしてタンク機ならではのバック運転や小編成での運転ができる事から人気を博しています。

国鉄の本線用国産制式蒸気機関車の中でも人気の車両の一つに、C12が挙げられます。
このC12は、C56の元となった簡易線向けの軽軸重の蒸気機関車として1932年から282両が製造されました。
主な活躍線区として足尾線・明知線・加古川線・高砂線・宇和島線・高千穂線・高森線などを挙げる事ができますが、駅構内や機関区を中心とした入換用車両としても重宝されていた事もあり、小樽築港機関区などではC62やD51とともに活躍した実績を持ちます。
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1-2.KATO Nゲージ JRの買取価格
次に、JRの車両を見ていきましょう。

N700S新幹線は、令和2年(2020)7月に東京~新大阪間で運行を開始したJR東海の次世代新幹線として開発された車両です。
形状は、N700系列の中でも最高の新幹線車両を意味するSupreme(スプリーム)と呼ばれる特徴的な前面形状で、東海道新幹線としては13年ぶりのフルモデルチェンジとなりました。

平成29年(2017)12月より営業運転を開始したE353系は、あずさ、かいじなどで活躍していたE257系、E351系の後継車両に位置付けられ、E351系と同等の曲線通過性能を備えた特徴を持つ車両となります。
基本セットには、先頭車とモーター車を含めた最小限の車両が入っています。

令和2年(2020)3月改正で登場したE261系のサフィール踊り子は、東京・新宿と伊豆急下田を結ぶ全室グリーン車の豪華設備を誇る観光特急列車です。
KATOのNゲージ「サフィール踊り子」では、伊豆の美しい空と海を彷彿とさせるような美しい外観に加え、インテリアも特徴をとらえながら再現されています。
1-3.KATO Nゲージ 私鉄の買取価格

しなの鉄道は平成9年(1997)北陸新幹線長野駅開業に伴い、並行する旧信越本線のうちの軽井沢~篠ノ井間が第3セクター方式に移管する形で開業。国鉄時代に製造された115系電車を譲り受けています。
KATOの「10-1572しなの鉄道115系(湘南色/横須賀色)」では、湘南色、横須賀色をまとった車両がセットになっています。

西武鉄道40000系は、平成29年(2017)に登場した沿線の風景や自然をイメージした明るいカラーリングを特徴とした通勤形電車。
西武鉄道初のロング/クロスシート転換車両であり、4号車にはトイレがあり、座席指定制の列車「S-TRAIN」の活躍などが特徴的です。
1-4. KATO Nゲージ レジェンドコレクションの買取価格
次に、レジェンドコレクションを見ていきましょう。
Nゲージ40周年を記念して始まったシリーズです。英語で「伝説」を意味する「レジェンド」の名を冠するシリーズらしく、画期的な技術やデザイン、または目覚ましい活躍など後世に語り継ぎたい数々の名車両がラインナップされています。

「こだま形」「ビジネス特急」の愛称で近代形特急電車のパイオニアとされる151系は、「国鉄特急の礎」。
モハ20系として昭和33年(1958)に8両編成で東海道本線に登場し、翌昭和34年の称号規程改正で151系と改称された歴史があります。
昭和35年6月改正では、客車特急「つばめ」が151系化されました。
KATOのレジェンドコレクション No.2に「10-263 151系 こだま・つばめ 12両セット」がラインナップされています。

381系は、昭和48年(1973)7月の中央本線・篠ノ井線の全線電化のダイヤ改正で特急「しなの」という名で世界初の振り子式特急電車として走行開始した車両です。
後継の383系登場後も臨時列車用として平成20年(2008)まで活躍したレジェンドです。
しなののデザインは、中間部に出入口を配し前寄りの展望客室がハイデッカーとなって眺望ができる仕様が非常に人気を博しました。
鉄道模型を売るとき、高い買取価格で売るためにまず大切なのが、お店選びです。
しっかり動作する品を高く評価するなど、適切な査定には、専門的な知識と経験が必須です。
鉄道模型の買取実績が豊富で、専門性が高いお店をしっかり選んで売りましょう。
KATO Nゲージ 2021 C11 蒸気機関車 | ~2,600円 |
KATO Nゲージ 2022-1 C12 蒸気機関車 | ~3,300円 |
KATO Nゲージ 10-001 N700S 新幹線 のぞみ スターターセット | ~6,500円 |
KATO Nゲージ 10-1522 E353系 あずさ・かいじ基本セット 4両 | ~4,800円 |
KATO Nゲージ 10-1644 E261系 サフィール踊り子 | ~8,000円 |
KATO Nゲージ 10-1572 しなの鉄道 115系 6両セット 湘南色/横須賀色 | ~6,000円 |
KATO Nゲージ 10-1403 西武鉄道40000系 10両セット A B | ~6,500円 |
KATO 10-263 レジェンドコレクション No.2 151系 こだま・つばめ 12両セット | ~6,000円 |
KATO 10-876 レジェンドコレクション No.5 381系しなの 9両セット | ~4,500円 |
新品未使用品の買取上限価格となります。時期や状態により金額の変動がありますので、凡その目安としてお考えください。
2. KATO(カトー)のHOゲージにも注目です!
KATOと言えば、本物の車両を1/150スケールの大きさで精巧に再現しているNゲージを想像する方も多いかと思います。
しかしHOゲージも多く展開しているのがKATOです。
HOゲージの中から特に人気の高いアイテムをいくつか紹介していきたいと思います。
鉄道模型の縮尺規格で、1フィートを3.5mmに縮尺した「3.5mmスケール」を意味します。約1/87の縮尺で、線路幅は16.5mmです。1920年代のイギリスで誕生し、欧米の多くのメーカーに採用されて広まりました。
KATOは創業当初から、他社製品のためのOEMを手掛けるなど、HOゲージを取り扱ってきました。
2-1. KATO HOゲージ 機関車の買取価格

1969年に登場し、ブルートレインや一般貨物列車の牽引などで活躍した直流電気機関車、EF651000番台。
製造年次によってPパンタグラフなど細部の形状が異なるFE65ですが、KATOのHOゲージでは、細かな点まで特徴をとらえて再現されています。

DE10は、昭和41年(1966)に登場した国鉄のディーゼル機関車です。実機では多目的機関車として、旅客・貨物用700両あまりが生産され、全国各地で活躍しました。
このDE10のディテールを見ると、運転席が一方に寄ったセミセンターキャブの凸形車体に変則的な5軸動輪など、個性あふれたスタイルが非常に印象的に感じられます。
DE10JR貨物更新色では、現在のJR貨物で活躍する赤を基調とした新しい更新色とし、別付けパーツを装備させることで、より立体的でダイナミックなディーゼル機関車を再現する事もできます。
2-2. KATO HOゲージ 特急列車の買取価格

数ある特急車両の中で上位の人気となるシリーズとして寝台列車があります。
その中でも特に人気の高いのが鉄道史に残るブルートレイン20系で、日本が高度成長期に入った昭和33年(1958)10月に特急「あさかぜ」用として登場し、外観も曲面で構成された車端部と丸みをおびた車体が絶妙な調和を見せ、ブルーの車体色に配されたクリーム色の3本の帯が醸し出す流れるようなラインが更に近代化イメージを高め、好評を博しています。
寝台列車は、他にも「さくら」「はやぶさ」「みずほ」などがありますが、中でもブルートレインの愛称で親しまれた特急「あさかぜ」20系は別格です。

キハ82 900番台は、キロ80の1次車を昭和43年(1968)以降に先頭車化改造して登場し、グリーン車時代の窓配置を特徴とし、「いなほ」、「つばさ」、「ひたち」、「オホーツク」、「北斗」として活躍しています。
KATOの「キハ82系 4両基本セット」では、気動車特急全盛期昭和40年代中盤頃の形態が忠実に模型化され、前照灯には電球色、トレインマーク照明には白色LEDを採用しライト類までリアルに再現されています。
2-3.KATO HOゲージ スターターセットの買取価格

KATOのHOゲージには、入門者向けのスターターセットが多く登場しています。
このセットは、リアルな外観と安定した走行性能はもちろんですが、R670の曲線を用いたシンプルなエンドレスの線路プランと、このセット専用で赤とグレーのツートンカラーのDD51JR貨物A更新色とコキ104(19Dコンテナ搭載)の各1両が付属している点もポイントです。

EF510 500番台は、平成22年(2010)7月にJR東日本の寝台特急「北斗星」「カシオペア」の牽引用として登場した車両となります。
車両はJR東日本からJR貨物に転籍し、北斗星色から流れ星のデザインを除いたカラーリングで赤いEF510 0番台と共に活躍。
KATOでは、(HO)EF510 500 北斗星色、(HO)EF510-500 カシオペア色など様々な種類がリリースされています。
その中でもEF510 500カシオペア色スターターセットは、HOゲージの運転をすぐに楽しめる車両・線路・パワーパック(コントローラー)の全てが入ったお得なセットでリリースされているアイテムとなり非常に人気があります。

キハ58系は、昭和36年(1961)に電化区間と非電化区間の格差をなくす目的で登場した急行用気動車(ディーゼルカー)です。
キハ58系の特徴は、車両カラーに朱色とクリームの塗り分けがされている点です。
KATOでは、キハ58系急行形気動車を、運転台平面窓タイプの冷房化された昭和40年代後半以降の姿をプロトタイプに、キハ65も加えて製品化されています。
スターターセットの内容は、車両+レール+コントローラーの3点で、特に車両はR610を基本としたエンドレスの線路プランとしており、限られたスペースでも本格的な列車走行が楽しめるように設計されています。
KATO HOゲージ 1-305 EF65 1000番台 前期形 直流電気機関車 | ~3,000円 |
KATO HOゲージ 1-703 DE10 ディーゼル機関車 | ~5,000円 |
KATO HOゲージ 3-504 20系特急形寝台客車 4両基本セット | ~7,500円 |
KATO HOゲージ 3-509 キハ82系4両基本セット | ~7,500円 |
KATO HOゲージ 3-001 スターターセット DD51 貨物列車 | ~12,700円 |
KATO HO テーブルトップ スターターセット EF510 500 カシオペア+ 貨車2両 | ~6,600円 |
KATO HOゲージ 3-004 スターターセット キハ58系気動車 | ~5,200円 |
新品未使用品の買取上限価格となります。時期や状態により金額の変動がありますので、凡その目安としてお考えください。
3. その他 見逃せないKATO(カトー)の製品
KATOアイテムには、Nゲージ、HOゲージの車両の他にも、レイアウトプランを簡単に実現できるユニトラック線路やターンテーブル(転車台)、ポケットラインなどバリエーション豊かなストラクチャーも展開されており、そちらも人気です。
その中から、鉄道模型の買取実績が豊富な当店が注目している「ターンテーブル」と「ポケットラインシリーズ」をご紹介します。
3-1. KATO ターンテーブルの買取価格

構造上進行方向が限定される蒸気機関車が、途中駅や終着駅で進行方向を変えるために必要不可欠なもので、蒸気機関車の全盛期、主要駅に必ず併設されていたものです。古き良き時代の蒸気機関車が“鉄道の華”だった頃の機関区風景を再現するのに不可欠と言っても過言ではありません。
KATOからは、下路式と呼ばれる比較的浅いピットを持ったタイプをプロトタイプにしており、動作はお座敷運転にも対応した使いやすさを追求した仕様、そしてスムーズな左右への回転と確実な停止機構を実現し、蒸気機関車列車を走らせる楽しみを倍増させてくれます。
そして別売のターンテーブル拡張線路セットを複数組み合わせることによって、迫力ある幹線の大形機関区や機関区風景を忠実に再現する事ができるようになります。
3-2. KATO ポケットラインシリーズの買取価格

Nゲージ鉄道模型を気楽に楽しむ事を目的に、遊園地で見かけるかわいいSL列車、観光地で見かけるレトロなSL列車、モダンな新形路面電車など、どこかで見た事のある親しみやすいデザインの小形車両を気軽に楽しむ事ができるKATOの人気シリーズです。
チビ電 ポケットライン チキンラーメン号は、広島電鉄の3500形がモチーフ。
チキンラーメンでお馴染みのひよこちゃんのイラストが配され、車両は2両編成。コンパクトで廉価なセットで、初心者でも十分に楽しむことができるのが魅力です。
パッケージは従来と同じポケットラインシリーズ用の紙箱で、定評あるKATOの小形動力ユニットを装着しているため、安定した走行を楽しむ事もできます。

どこかの街にありそうな鉄道模型をモチーフにした「チビ電 14-503-1 ぼくの街の路面電車」と題したポケットラインシリーズがあり、人気を呼んでいます。
非常に親しみやすい小形車両となっており、通常のNゲージに比べると価格帯もお手軽です。他のポケットラインシリーズやスケールモデルと並べて遊ぶこともできるので、多様な遊び方ができるのも魅力と言えます。

ポケットラインシリーズには、「チビロコセット」「チビ凸セット」といったアイテムもあります。
特にチビロコトータルセットは、SL列車、ユニトラック線路(R216)の他に、発車ベル、電車の走行音、警笛、列車接近放送を気軽に楽しむことができる仕様で人気です。
KATO 20-283 Nゲージ 電動ターンテーブル ユニトラック | ~7,000円 |
KATO チビ電 ポケットライン チキンラーメン号 | ~1,000円 |
KATO チビ電 14-503-1 ぼくの街の路面電車 | ~500円 |
KATO ポケットライン チビロコトータルセット | ~1,500円 |
新品未使用品の買取上限価格となります。時期や状態により金額の変動がありますので、凡その目安としてお考えください。
4. KATO ラウンドハウスのお品物もお買取りさせていただきます!
KATOのショールームも兼ねた直営店・ホビーセンターカトーが企画したKATO製品ベース企画品のブランド「ラウンドハウス」。
ラッピングトレインなどファンからの支持が非常に高い物が揃っており、買取でも高い評価が期待できます。
その中から、特にニーズの高いアイテムをいくつか紹介していきたいと思います。
4-1. KATO ラウンドハウス 鉄道模型の買取価格

仙石線は、東北地域唯一の直流電化区間として知られており、103系が使用されています。
1998(平成10年)以降は、ホワイトとブルーを組み合わせた爽やかな塗色に変更され、松島に代表される沿線風景とも大変マッチした色彩が特徴的です。

C58-363は、さいたま博で開催された昭和63年(1988年)にJR東日本によって動態復元された鉄道です。
その時に誕生した列車が「パレオエクスプレス」で、秩父鉄道の熊谷と三峰口を一日一往復する運転を開始しました。
光沢ある車体に金の飾り帯、LP403大形ヘッドライトもしっかり再現されています。

KATOから185系200番台 湘南色タイプも美しく再現されています。
アイテムは、KATOのエクスプレス185が流用されており、JR東日本高崎支社が2010年10月の「特急草津号50周年感謝キャンぺーン」にあわせて大宮総合車両センター所属の185系200番台OM03編成に80系電車をイメージした湘南色に変更したものとなるので、実車とは先頭部スカートの形状が異なります。
50周年記念列車として運転された草津51号並びに52号には特製のヘッドマークが取り付けられ、専用行先表示シールも付属されるなど話題性の高い車両です。
KATO ラウンドハウス 10-911 新103系 仙石線色タイプ 4両セット | ~1,500円 |
KATO ラウンドハウス 10-917 秩父鉄道 パレオエクスプレスタイプ | ~5,000円 |
KATO ラウンドハウス 10-925 185系 200番台 湘南色タイプ 7両 | ~2,500円 |
新品未使用品の買取上限価格となります。時期や状態により金額の変動がありますので、凡その目安としてお考えください。
KATOの鉄道模型を高価買取中!
買コレ公式サイトで買取価格をチェック!
KATOの買取価格表はこちらから!
おわりに
KATOのNゲージ、HOゲージ、その他関連アイテムは、ビギナーからベテランまでの鉄道模型ファンなら是非とも手に入れたいラインナップが満載です。
KATOは歴史ある鉄道模型メーカーであり、古いものから新作まで幅広く中古市場では需要があり、当店でも買取を強化しています。
今回、KATOのアイテムについて触れましたが、これはほんの一握りのアイテムです。
他にも気になるものや手放す予定のものなどがありましたら、ぜひ当店までお気軽にお問合せください。
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